「シュタインズゲート」

「シュタインズゲート」は大学の発明サークルに所属する若者たちの、ほのぼのとした日常を描いているアドベンチャーゲームかと思いきや、タイムトラベルを可能とする装置を作り出してしまった事から、若者たちの生死のみならず人類の滅亡をかけた大戦にまで発展しようとしてしまうシリアルで重い物語に展開されていきます。

タイムトラベルに関しては、初めは携帯電話のメールを過去に送って未来のできごとを変える事からスタートしますが、物語の終盤では主人公自らがタイムマシンを用いて過去の世界へと行き、運命の選択を何回も試みる事になります。

タイムトラベルを行い違った未来に進んだことを認識できるのは主人公だけに与えられた能力となっており、主人公の行動により友人達や知り合いの未来を変えている事に葛藤を感じながらも、みんなが幸せになれる未来を迎えるために何度も時間をさかのぼり、新しい選択肢を探し運命に果敢に挑戦していく主人公の行動力と努力に胸が熱くなります。

主人公の行動により6つのエンディングがあり、それぞれのエンディングにたどり着くことにより、みんなが幸せになれる未来へのエンディングへと続くのですが、主人公が行ってきた行動が全て無駄ではなく、それぞれの未来が収束して1つの未来につながっていくストーリーはゲームでありながら、1本の映画や小説のようです。

PSVitaという携帯ゲーム機だからこそ、文庫本を読むように場所を選ばずに手軽にプレイする事が可能なゲームのタイトルです。